ビョーキなザッキ

新井さん現役引退企画!「旧広島市民球場」取り壊し寸前の秘蔵写真をアップします。

一昨日昨日と、わりかし社会派な?記事が続きましたので、今日は砕けまくった内容をポストします。

2018年9月5日、プロ野球・広島カープの新井貴浩内野手(41)が、今年のシーズンで現役を引退することを発表しました。

image:https://baseball.yahoo.co.jp/

筆者・くらんけは18で上京するまでずっと広島で育ちましたから、もちろんプロ野球、そしてカープのファンでした。

今では球場に足を運んだり、テレビで積極的に観戦するほど熱烈ではなくなりましたが、一応シーズン中はYahoo!のプロ野球速報で、カープの試合経過や結果を気に留めています。

さて、ここ数年のカープはとても強いので、それまでの「25年間、一度も優勝できなかった暗黒時代」をご存知ない方もいるかもしれませんね。

昔のカープが弱かったのは、この当時における「FA制度の導入に伴う選手流出」、そして「そもそも独立採算制で資本力が乏しく、他球団とのマネーゲームに参戦できない」という事情のほか、もう一つ重大な要因がありました。

それは資本力の乏しさにも関連するのですが「本拠地”広島市民球場”が圧倒的にショボかった」ことです。

「The・昭和」な佇まいだった旧広島市民球場

旧広島市民球場は、広島カープの本拠地として1957年に開場。

「広島一番の繁華街」本通り・紙屋町地区のド真ん中に建設された立地が災いし、フィールドも客席もとても狭く、晩年は施設や建物も老朽化も進んでいて、とにかくボロボロな球場でした。

ビロウな話で恐縮ですが、この球場の男子用トイレは「便壁」(仕切りも何もないコンクリート壁)でしたね。笑

チームの弱さと相まって球場には閑古鳥が鳴き、「入場料収入減少→収益悪化→選手が流出し補強も無理→…」という無限ループに苛まれていた、象徴的な存在でした。

そんな旧広島市民球場ですが、カープが2009年に「マツダスタジアム」へ移転した後は、細々とアマチュア野球などで使われ、2010年をもって取り壊されています。

筆者くらんけは、実はこの年の春先に帰省した際、取り壊し直前の「旧広島市民球場」に出向き、数点の写真をカメラに収めています。

この頃、取り壊しを待つ球場は「折り鶴展示室」として解放されていて、自由に出入りができたのです。

今までずっと、くらんけの画像フォルダーに眠ったままでしたが、「旧広島市民球場の最期」をネット上に記録・保存するために、一部を公開します。

引退する新井さんも、阪神へFAする直前まで大暴れしていた旧市民球場。これから、昭和の匂いを存分に残す球場に潜入してみましょう!

球場正面玄関

球場の正面エントランスですが、くらんけは今まで実は、ここから入場したことがありませんでした。

というのも、入場料の高いバックネット裏や内野指定席で、カープの試合を見たことがなかったんですよね。

くらんけの夏休みで最もゴージャスだった遊び方は、小学校の仲間たちと広島市民球場の少し奥にあった、基町の「ファミリープール」で泳ぎまくることでした(300円)。

その後、みんなで疲れた体を本通りの「マクドナルド」にて癒し(このころのファーストフード店は、子供達にとって「そこへ行くことが目的」となりうる夢空間でした)、夕方から夜にかけ、そばの市民球場で野球観戦…というのが黄金ルート。

とはいっても小学生のなけなしの小遣いですから、観戦はもっぱら一番安い「外野自由席」で、たしか小学生は300円で入場できたと記憶しています。

なので球場には、もっぱら球場の外周をぐるっと半周回り、ライト側の外野自由席入り口から入っていました。

ただし今回は、正面からタダで入場することができるので、早速お邪魔しましょう。

中に入ると、すぐに二手へ分かれる階段があり、そこの上部には各球団の監督が書いた色紙が掲げられていました。

球場50周年の際に書かれたらしいので、2007年シーズンの監督たちですね。

まずはセ・リーグから。

左から「中日・落合博満 監督」、「阪神・岡田彰布 監督」、「東京ヤクルト・古田敦也 監督」、「広島・マーティ・ブラウン 監督」「巨人・原辰徳 監督」、そして「横浜・大矢明彦 監督」。

落合監督の「これからも天然芝」でというコメントが「らしい」感じがしますね。自分とこのナゴヤドームは人工芝なのに、堂々と持論を述べています。

それにしても、原監督の「ちょっと引く」ぐらいの達筆さには驚かされますね。笑

そして、こちらはパリーグ。

左から「北海道日本ハム・トレイ・ヒルマン 監督」、「埼玉西武・伊東勤 監督」、「福岡ソフトバンク・王貞治 監督」、「千葉ロッテ・ボビー・バレンタイン 監督」、「オリックス・テリー・コリンズ 監督」、最後に「東北楽天・野村克也 監督」です。

その楽天・野村監督の作品。サインペンでテキトーに書かれたのもある中、めちゃくちゃ威厳があります。

それにしても、2007年のプロ野球って4人も外国人監督だったのですね。。今にも増して、指導者不足だったのでしょうか?

薄暗い階段を上がり、スタンドへ続く通路へ向かいます。

…途中の通路や各室内のそこ、ここには、なぜかおびただしい数の「千羽鶴」が置かれていて、少々不気味でありました。。

バックネット裏スタンド

通路の階段を上がり、バックネットに出ました。

シートは個別になっていて、すべて折りたたまれています。シートの横幅は狭いものの快適に観戦できそうですね。

先ほども触れた通り、くらんけは外野のベンチシート(仕切りのない長椅子)でしか観戦したことがなかったのですが、あれはあれで座席の横に「カープうどん」を置いたり出来て便利でしたよ。自由に物が置けるだけ空いてましたし。

バックネットから望むフィールド。広告看板類はすべて撤去されていました。「リョービ」「センプク」とか、また見たかったけどな…。

一塁側ベンチからライトポール。

あのバックネット最上部にある横へ並ぶ部屋は、放送ブースや記者席でしょうか。スピードガンのレーダー?も見えますね。

中を覗くと、結構立派な作りでした。デスクが木目だし、空調完備っぽいし。

内野スタンド

3塁側内野スタンドから。

こう見ると傾斜が緩くて、観戦しやすそうですね。球場の狭さもあって選手との距離も近そう。

内野出入り口。

ここでいつも、バイトのお兄さんがモギリやってましたね。

ちなみに今と違って、この当時はお弁当だろうがビール瓶だろうがノーチェックで、なんでも持ち込みOKでした。

ビール🍺コーナー。これ以上なく簡素な作りです。

昭和感あふれる料金表。

「生ビール650円」「缶ビール500円」強気な価格設定ですね。

「カンペア」は、広島ではメジャーな酎ハイブランドでした。今でもあるのかな?

こちらは、お弁当とスナックコーナー。「むさしむすび」(広島で老舗のムスビで有名な店)をはじめ、「ヒット弁当」や「ホームラン弁当」など。

「ありがとう!市民球場 ラストイヤー弁当」(1,050円)が、そのまま残されているのが泣かせますね。

球場内あれこれ

こちらは、球場の外回廊だったかな?コンクリ剥き出しで、(良く言えば)重厚感あふれる作り。

この通路、とにかく物凄く狭いんですけど、これは球場のすぐ隣に広島バスセンターという、市内中のバスが集まるターミナルがあるからなんですね。

見てください!この余裕の全くないギチギチさを。

座席案内と、お客に対する各種注意書き。

手書きの毛筆書体が、そこはかとなく昭和感を演出してくれますね。

球場内からの外の様子

球場内から平和記念公園方面。路面電車がひっきりなしに往来する「相生通り」の向こうに原爆ドームが見えます。

球場から東の本通り方面。広島のNo.1家電店「第一産業」が「デオデオ」に変わった後ですね。

ぼちぼち引き上げましょうか。球場内を後にします。

球場のまわりの様子

少し球場の外を歩いてます。もはや試合を行うことがなくなった球場外は樹木に覆われていて、静謐な空気が流れていました。

上の写真は、右がセントラルリーグ優勝記念石碑。1991年で途絶えていて、25年後の2016年まで、新たに刻まれることはありませんでした。

左は日本シリーズの記念石碑。広島カープは、1979年、1980年、1986年の3度、日本シリーズを制覇しています。

こちらは、今年永眠した鉄人・衣笠祥雄の「連続出場記録世界一達成」モニュメントです。

内野席側のチケット売り場。

昨今はどうだか知りませんが、巨人戦に限っては「ダフ屋」が闊歩していて、いかにも怪しげなオッサンによる「ハイオ兄サン○センエン○センエン…」という声がけは、球場周辺における風物詩そのものでした。

外野(ライト側)のブルペン外。試合の開門前にここで列を作っていると、中から「バシィ!バシィ!」という強烈な捕球音が聞こえてきて「やっぱプロのピッチャーってすごいなあ…」と実感したものです。

そして惜別の想いを胸に、取り壊し寸前の旧広島市民球場を後にしました。

球場を出てすぐ西側の元安川。このすぐそばが爆心地だったなんて信じられない、平和で穏やかな日常です。

今日は、2010年に取り壊される直前の「旧広島市民球場」の模様をアップしました。

取り壊された後ですが、2018年の現在にいたるまでなんと更地のままになっています。

広島市街地の超一等地(原爆ドームから、道を挟んで真向かいです)にありながら何故?と思ってしまいますが、なにやら様々な利権が蠢いているようで、まったく勿体ない限り。

サンフレッチェ広島のメインスタジアムを建設するなど活用策はあるようなので、今後の動向に注目したいです。

今日のカルテは、ここまで。

今日はネタ切れでテーマに苦慮したけど、新井さんの引退にかこつけて楽しく4,000文字の記事が書けた。。ブログって、何でもテーマになるもんだ。

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